ジョホールバルは、通常JBと略される、マレーシアのジョホール州の州都で、マレー半島の南端にあります。狭いジョホール海峡を挟んでシンガポールと向き合い、コーズウェイで結ばれています。市域の人口は2020年に約85万8000人でした。
旅行者を引きつけるのは、マレー系、中華系、インド系の伝統が交わる、のんびりとした多文化の街です。19世紀のスルタンの宮殿と壮大な州立モスク、歴史ある中国寺院とショップハウスが並ぶ歴史的な街並み、ウォーターフロントの公園、家族向けテーマパーク、海辺のシーフードがあります。JBをシンガポールと組み合わせて旅する人が多く、デサルのビーチやタンジュン・ピアイのマングローブを巡る拠点にする人もいます。プール付きのコンドミニアム、市中心部のサービスアパートメント、郊外のファミリー向け住宅は、週末の旅行者、家族連れ、長期滞在に向いています。
コーズウェイ近くのJBセントラル駅とブキッ・チャガー周辺の市中心部は、列車やバスでシンガポールへ渡るのに最も便利な拠点で、歴史的な街並み、ジョホールバル古廟、州立モスクにも行きやすいエリアです。サービスアパートメントや高層コンドミニアムが数多くあります。東の海岸沿いにあるストゥランは、インドネシアの島々へ向かうフェリーターミナルの近くです。
市中心部の西に長く延びるウォーターフロントのダンガ・ベイには、海を望む新しいコンドミニアムのタワーがあります。さらに西のイスカンダル・プテリは州の行政首都で、プテリ・ハーバー、メディニの家族向けテーマパーク、そしてにぎやかなショッピングタウンであるブキッ・インダなどの郊外を含みます。シンガポール西部へ向かうセカンドリンクに便利で、家族連れに人気です。北東部のテブラウとその周辺の郊外には、カフェ、ショッピングセンター、より広い住宅があります。
ジョホール州の短期賃貸は、地方自治体の都市計画規則と各建物のストラタ(区分所有)規約の対象となります。全国的な計画ガイドラインは2026年10月時点でまだ策定中だったので、予約前に最新のルールを確認してください。
ジョホールバルは王都として発展しました。海峡を見下ろす庭園の中に建つビクトリア様式の宮殿イスタナ・ブサール(大宮殿)には、アブ・バカール王立博物館があります。ジャラン・スクダイ沿いの丘に1892年から1900年にかけて建てられたスルタン・アブ・バカール州立モスクは、ビクトリア様式、ムーア様式、マレー様式を組み合わせています。ブキッ・ティンバランに1940年に完成したスルタン・イブラヒム・ビルは州事務局として使われた建物で、旧市街のランドマークです。
中心部にあるジョホールバル古廟は1875年に建てられ、中国南部の5つのコミュニティの守護神を祀っており、毎年チンゲイ・パレードが行われます。近くのジャラン・タン・ヒオク・ニーとジャラン・ドービーには修復されたショップハウスが並び、中華系とインド系の伝統を感じられる散策路になっています。チャイニーズ・ヘリテージ・ミュージアムでは、ジョホールへの移民の歴史を知ることができます。モスクや寺院では控えめな服装を心がけ、求められたら靴を脱ぎましょう。
町はマレー人の漁村タンジュン・プテリとして始まりました。1855年、テメンゴン・ダエン・イブラヒムがこの地を獲得し、コショウやガンビールノキの農園、ココヤシ林を開くため、中国系やジャワ系の入植者を招きました。1862年に彼が亡くなると、町は「新しいジョホール」を意味するジョホールバルと改名され、のちにスルタンとして認められた息子のアブ・バカールが町を近代化し、1889年に行政の中心をシンガポールからここへ移しました。
1909年に鉄道が町に達し、1923年にはシンガポールへのコーズウェイが開通しました。1942年初めには日本軍がJBを占領し、シンガポール攻撃の拠点としました。1946年にはイスタナ・ブサールで統一マレー国民組織(UMNO)が結成され、マレー・ナショナリズムの節目となりました。ジョホールバルは1994年1月1日に市に昇格し、現在はマレー系、中華系、インド系のコミュニティが、ハリラヤや旧正月からディーパバリまで、さまざまな祭りを共に祝っています。
ジョホールバルでは、おいしい料理を夜遅くまで楽しめます。スパゲッティのような麺に魚ベースのカレーソースを合わせたジョホール・ラクサ、サツマイモのグレービーで食べるミー・ルブス、スパイスを効かせた魚のすり身を葉で包んで焼くオタオタは地元の人気料理で、ナシレマッ、サテ、そしてインド系ムスリムの家族が営むママッの屋台のロティチャナイも親しまれています。中華系のコーヒーショップではコピ、カヤトースト、麺料理が、インド料理店ではバナナリーフライスが食べられます。
シーフードは大きな魅力です。ポンティアン地区の漁村クコップは、水上に高床で建つオープンエアのレストランで知られ、ストゥランやダンガ・ベイの海岸にも多くのシーフード店があります。ナイトマーケット(パサール・マラム)は、曜日ごとに地区を移動して開かれます。マレー系の地域の食べ物はほとんどがハラールですが、中華料理店では豚肉を出すことがあります。シンガポールからの旅行者にとっては買い物が大きな目的で、工芸品店ではバティックやソンケットの布地が売られています。
東へ約60キロメートル、コタ・ティンギ地区にあるデサルには、南シナ海に面した長いビーチとリゾート開発地があり、スナイ・デサル高速道路で行けます。南西のポンティアン地区にあるタンジュン・ピアイは、マレー半島、そしてアジア大陸の最南端で、木道がマングローブ林を抜け、航路やシンガポールのスカイラインを望む場所へと続いています。近くのクコップでは、シーフードのランチと高床式の村の見学をあわせて楽しめます。
ストゥラン・ラウト・フェリーターミナルからは、インドネシアのバタム島やビンタン島へ船が出ており、それぞれ独自の入国手続きが必要です。シンガポールは定番の日帰り先ですが、国境は特に週末、祝日、朝夕のラッシュアワーにひどく混雑することがあるので、時間に十分な余裕を持ち、可能ならピーク時間を避けて移動しましょう。
市中心部の北西約22キロメートルにあるスナイ国際空港(JHB)には、国内線と一部の地域路線があります。国境を越えて南東約36キロメートルにあるシンガポール・チャンギ国際空港(SIN)は国際線がはるかに多く、越境バスで結ばれています。JBセントラル駅からはクアラルンプール方面へ北上するKTM(マレー鉄道)の都市間列車が走り、長距離バスはラーキン・セントラルから出ています。
JBとシンガポールを結ぶ越境ルートは2つあります。1923年に開通したジョホール・シンガポール・コーズウェイは、道路交通と、JBセントラル駅からウッドランズへ向かうシャトル・テブラウの列車を通しており、多くの人はバスで渡ります。1998年に開通したマレーシア・シンガポール・セカンドリンクは、ジョホール西部とトゥアスを結んでいます。ブキッ・チャガーとウッドランズ・ノースを結ぶ新しい鉄道シャトルRTSリンクは、シャトル・テブラウに代わる予定です。両国政府は、安全認証を条件に2027年2月の旅客営業開始を見込んでいるので、最新の状況を確認してください。JB市内ではバス、タクシー、配車アプリが一般的な移動手段で、郊外や日帰り旅行には車が便利です。
ジョホールバルは赤道気候で、1年中暑く湿度が高く、日平均気温は約26〜28°Cで、雨も多く降ります。はっきりした乾季はありません。おおむね10月半ばから1月の北東モンスーンの時期は雨が多くなり、通常4月、11月、12月が最も雨の多い月で、午後や夜に短く激しいにわか雨が降ります。どの月でも訪れることができます。傘を持ち、水分を十分にとり、屋外の観光は午前中に計画しましょう。
多くの国籍の人は短期滞在ならビザなしでマレーシアを訪れることができますが、ルールはパスポートによって異なります。また、外国人旅行者の大半は、到着前にマレーシア・デジタル到着カードをオンラインで提出しなければなりませんが、シンガポール国民などは免除されます。旅行前にマレーシア入国管理局の公式ウェブサイトを確認し、シンガポールから渡る場合は、パスポートの残存有効期間が両国の条件を満たしているか確かめてください。
ジョホールバルは1年中暖かく湿度が高いので、どの月でも訪れることができます。おおむね10月半ばから1月の北東モンスーンの時期は雨が多くなり、通常4月、11月、12月が最も雨の多い月です。シンガポールへ渡る予定なら、国境がひどく混雑する週末や祝日は避けましょう。
シンガポールへの越境や歴史的な街並みに便利なのは、JBセントラル駅とブキッ・チャガー近くの市中心部です。ダンガ・ベイにはウォーターフロントのコンドミニアムがあり、イスカンダル・プテリとブキッ・インダはセカンドリンクやテーマパークに近く、家族連れに向いています。北東部のテブラウには、より広い住宅のある郊外が広がっています。
大半の人はバスでコーズウェイを渡るか、JBセントラル駅からウッドランズへ向かうシャトル・テブラウの列車に乗ります。セカンドリンクは道路でジョホール西部とトゥアスを結んでいます。ブキッ・チャガーとウッドランズ・ノースを結ぶRTSリンクはシャトル列車に代わる予定で、最終承認を条件に2027年2月からの旅客営業が見込まれています。旅行前に状況を確認してください。
スナイ国際空港(JHB)は市中心部の北西約22キロメートルにあり、国内線と一部の地域路線があります。長距離便には、国境を越えて約36キロメートル先のシンガポール・チャンギ国際空港(SIN)を利用する旅行者が多く、越境バスで結ばれています。
多くの国籍の人は短期滞在ならビザなしでマレーシアに入国できますが、パスポートによって異なります。また、外国人旅行者の大半は到着前にマレーシア・デジタル到着カードをオンラインで提出しなければならず、シンガポール国民などは免除されます。最新のルールはマレーシア入国管理局の公式ウェブサイトで確認してください。
はい。イスカンダル・プテリには家族向けテーマパークがあり、ダンガ・ベイや市内の公園には遊べる広い場所があり、東のデサルのビーチへも手軽に出かけられます。プール付きのコンドミニアムやキッチン付きのアパートが多いので、家族での長期滞在も快適です。
コーズウェイを渡ってシンガポールへ向かうマレーシア側の玄関口として、またイスタナ・ブサール(大宮殿)やスルタン・アブ・バカール州立モスクなどの王家の遺産、ジョホール・ラクサをはじめとするマレー系・中華系・インド系の料理、そして買い物とシーフードで知られています。
2日あれば、イスタナ・ブサール周辺、州立モスク、古廟、歴史的な街並みを巡り、シーフードの夕食を楽しめます。3〜4日あれば、デサルのビーチ、タンジュン・ピアイのマングローブ、またはイスカンダル・プテリのテーマパークで過ごす家族の1日を加えられます。
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