Sapporo

北海道の道庁所在地・札幌は、西と南を山に囲まれた、碁盤の目状に計画された人口約196万人の近代都市です。1869年に政府の開拓使がここに本庁を置いたことから発展が始まり、広い通りは緑の帯のような大通公園を軸に整備されました。1972年には、アジアで初めての冬季オリンピックが開かれました。

旅行者は、冬には深い雪、毎年2月のさっぽろ雪まつり、市内から手軽に行けるスキー場を目当てに、夏には日本の多くの地域が蒸し暑いなかでの涼しく快適な気候、ビアガーデン、花々を求めて訪れます。味噌ラーメンやスープカレーから、羊肉を焼くジンギスカン、北海道の海の幸まで、食も大きな魅力です。地下鉄駅に近いアパートは、家族連れ、スキー仲間のグループ、長期滞在に向いており、日本の民泊ルールの範囲内で、小樽や温泉、国立公園を巡る拠点としても便利です。

札幌の滞在エリア

初めての札幌なら、たいていは札幌駅周辺が便利です。空港からの電車はここに到着し、小樽や北海道各地へ向かうJR線もここから出ています。南の大通までは暖かい地下歩行空間が続いているので、冬でも歩くのが楽です。公園とさっぽろテレビ塔を中心とする大通そのものは最も中心部に近い選択肢で、さっぽろ雪まつりの主会場でもあります。

もう少し南のすすきのは歓楽街で、夜遅くまで開いているレストラン、ラーメン横丁、バーが集まり、夜の外出を楽しみたい旅行者に向いています。そのすぐ先の中島公園周辺は、より落ち着いていて緑豊かです。西側の円山公園と北海道神宮に近い円山は、緑の多い住宅街で、家族連れや長期滞在に向いています。温泉でのんびり過ごしたいなら、市内南区の山あいにある温泉街・定山渓まで、バスで約1時間です。どこに泊まるにしても、雪が深い時期には地下鉄の駅に近いことがいちばん大切です。

歴史と見どころ

和人が移り住む前、この一帯は先住民族アイヌの土地で、「札幌」という地名は一般にアイヌ語に由来するとされています。1869年以降、新しい町は整然とした碁盤の目状に計画され、政府は北海道の開拓のために外国人の顧問を招きました。1878年に札幌農学校(現在の北海道大学)の演武場として建てられた札幌市時計台はその時代から残る建物で、国の重要文化財に指定されています。

大通公園はテレビ塔から都心を貫くように延び、一年を通じてさまざまな祭りの会場になります。都心から南西へ約5キロメートル、標高531メートルの藻岩山にはロープウェイで上れる展望台があり、街の夜景を一望できます。円山公園の森には北海道神宮が鎮座し、二条市場では新鮮な魚介類が売られています。北海道大学のキャンパスは散策が楽しく、特に秋がおすすめです。北東部のモエレ沼公園は、彫刻家イサム・ノグチが設計した広大な公園です。

さっぽろ雪まつりと冬

さっぽろ雪まつりは1950年に始まり、毎年2月に開かれています。大通公園には大きな雪像や氷像が並び、すすきのでは氷の彫刻、つどーむ会場では家族で楽しめる雪遊びが行われます。一年で最も混み合う週なので、宿はかなり早めに予約しましょう。

冬は長く雪が多く、札幌の年間降雪量は平均約4.8メートルに達し、12月から3月まで街はたいてい雪に覆われます。市内にもスキー場があり、1972年のオリンピックでアルペン競技の会場となった手稲山や、藻岩山などで滑れます。ニセコのような大規模なリゾートへも数時間で行けます。歩道は凍結することがあるので、滑りにくい靴は欠かせません。札幌駅、大通、すすきのを結ぶ地下歩行空間を使えば、外に出ずに都心を通り抜けることもできます。

札幌の食

札幌は味噌ラーメンで全国に知られています。寒い夜にぴったりの、濃厚で体が温まる一杯で、すすきのの路地には小さなラーメン店がひしめいています。大きく切った野菜や鶏肉が入ったスパイスの効いたスープ、スープカレーも札幌生まれの料理で、ドーム型の鍋で羊肉を焼くジンギスカンは、グループでの食事に人気です。

北海道の農場と海は、日本の乳製品、ジャガイモ、トウモロコシ、魚介類の多くを供給しています。二条市場や市の中央卸売市場では、カニ、ウニ、イタヤガイ科の貝、イクラが丼にのって登場し、北海道産の牛乳やバターを使ったお菓子はお土産として人気です。札幌では1870年代からビールが造られており、7月と8月には大通公園がビアガーデンでにぎわいます。アパートに泊まるなら、スーパーやデパ地下の食品売り場で地元の食材をそろえて、手軽に料理ができます。

アクセスと交通

市の南東、千歳市の近くにある新千歳空港(CTS)は北海道の空の玄関口で、国内線のほか、アジアのいくつかの都市への国際線が発着しています。快速エアポートで札幌駅まで約35〜40分で、一部の列車は小樽まで乗り入れます。市の北部にある丘珠空港(OKD)にも国内線が少しあります。札幌まで新幹線はまだ通っておらず、本州からの列車は新函館北斗駅で北海道内の特急に接続します。

市内の地下鉄は南北線、東西線、東豊線の3路線で、ゴムタイヤで走り、大通駅で交わります。都心の西側と南側は、環状運転の路面電車が結んでいます。Kitacaなど日本の交通系ICカードは、ほとんどの交通機関で使えます。夏に北海道を巡るなら車が便利ですが、冬の雪道や凍結路の運転には経験と適切なタイヤが必要なため、12月から3月は電車やバスを利用する旅行者が多くいます。

札幌からの日帰り旅行

JRで西へ30〜40分ほどの海辺の町・小樽は、かつての交易港で、運河、石造りの倉庫、ガラス工房、海の幸で知られています。市内南区の山あいにある定山渓は豊平川沿いの温泉街で、紅葉の季節は特に美しくなります。

南に広がる支笏洞爺国立公園には、カルデラ湖の支笏湖と洞爺湖、火山の温泉街・登別があります。2020年に白老町のポロト湖畔に開業したウポポイ(民族共生象徴空間)では、アイヌの歴史と文化を紹介しています。冬には、ニセコをはじめ羊蹄山周辺のリゾートにパウダースノーを求めてスキーヤーが集まり、夏には北海道中央部の富良野と美瑛の花畑やなだらかな丘陵の農地が、少し長めの遠出にぴったりです。

気候、季節、家を借りるには

札幌は湿潤大陸性気候で、四季がはっきりしています。12月から3月までの冬は寒く雪が多く、春の訪れは遅く、桜は通常4月下旬か5月上旬に咲きます。夏は昔より暑くなりましたが、東京や大阪よりはおおむね快適です。また北海道は、本州以南の6月と7月の梅雨の影響をほとんど受けませんが、涼しく湿っぽい日が続くこともあります。紅葉は10月に街まで下りてきます。

住宅の貸し出しは国の住宅宿泊事業法に従います。札幌市に届け出た住宅は、毎年4月1日から数えて1年間に180泊まで有料で宿泊客を受け入れられます。さらに市の条例は、住宅地や学校の周辺にある家主不在型の住宅について、主に平日の営業を制限しています。許可を受けた旅館やアパートメントホテルは別のルールに従うため、市の最新のルールと、物件の届出番号または許可番号を確認してください。

知っておきたいこと

さっぽろ雪まつりはいつですか?

さっぽろ雪まつりは毎年2月に、通常1週間ほど開かれます。大通公園には雪像や氷像が並び、すすきのでは氷の彫刻、つどーむ会場では家族向けのアクティビティが楽しめます。1950年から続くまつりで、一年で最も混み合う時期なので、宿は早めに予約しましょう。

新千歳空港は札幌からどのくらい離れていますか?

新千歳空港(CTS)は、市の南東、千歳市の近くにあります。快速エアポートで札幌駅まで約35〜40分で、都心のホテルや定山渓へは空港バスも走っています。繁忙期は電車が混み合うことがあるので、荷物があるときは時間に余裕を持ちましょう。

札幌ではどこに泊まるのがよいですか?

空港からの電車や日帰り旅行には札幌駅周辺がいちばん便利です。大通は最も中心部にあり、雪まつりの会場でもあります。すすきのはレストランやナイトライフを楽しみたい旅行者に向いています。円山は静かな住宅街で家族連れにぴったりで、定山渓は山あいの温泉地です。

札幌には何日必要ですか?

2〜3日あれば、市内の見どころや食、藻岩山での夜を楽しめます。4〜5日あれば小樽、定山渓、登別、ウポポイへの日帰り旅行も加えられ、1週間以上あればスキーや北海道を広く巡る旅に向いています。

札幌で車は必要ですか?

市内では必要ありません。地下鉄、路面電車、バスで主なエリアを回れます。夏に北海道を巡るなら車が便利ですが、冬の雪道や凍結路の運転には経験と適切なタイヤが必要なため、冬の旅行者の多くは代わりに電車やバスを使います。

札幌の名物料理は何ですか?

味噌ラーメンが札幌を代表する料理で、スープカレーや、羊肉を焼くジンギスカンも名物です。二条市場ではカニ、ウニ、イタヤガイ科の貝など北海道の海の幸が味わえ、北海道産の乳製品は地元のさまざまなお菓子に使われています。札幌では1870年代からビールが造られています。

札幌でアパートを借りられますか?

はい。日本の住宅宿泊事業法に基づいて届け出た住宅は年間180泊まで宿泊客を受け入れることができ、札幌市の条例は、住宅地や学校の周辺にある家主不在型の住宅の営業を、主に平日について制限しています。許可を受けた旅館にはこの上限は適用されません。物件の届出番号または許可番号を確認してください。

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